ポリープ切除後の食事や注意点

大腸ポリープ切除後の注意点とは

大腸カメラ検査は、検査の際に大腸ポリープが発見された場合に、その場で切除することができる検査です。患者様が内服している薬やポリープの大きさ・数にもよりますが、当院では可能であれば検査時に大腸ポリープが発見された場合には、そのまま切除を行います。しかし、大腸ポリープを切除すると、切除した腸粘膜が損傷を起こすことがあります。検査中は出血が続かないように様々な処置を行い、止血されたことを確認して検査を終了しますが、稀に帰宅後に再出血することがあります。ポリープ切除後の再出血の確率は1%以下で、再出血は術後10日間以内に起こることがほとんどです。再出血を起こさないためには、検査中の処置以外にも、検査後の患者様の生活改善が必要になります。


大腸ポリープ切除後の食事、アルコール

大腸ポリープ切除後の食事は、なるべく腸に負担をかけるものは避け、消化の良いものを選択するようにしましょう。繊維質が多い野菜や果物は、切除した創部を傷つけて出血を助長させてしまう恐れがあるため、控えてください。また、脂分の高いものや香辛料などの刺激物も避けた方が良いでしょう。
その他、アルコールも出血を助長するため、しばらくは飲酒も控えていただいております。


大腸ポリープ切除後の運動

激しい運動を行うと、血圧が上昇したり腹圧がかかるためポリープ切除後の創部から出血を起こす可能性があります。ポリープの大きさや切除方法によって異なりますが、当院ではポリープ切除後1~10日間はゴルフ、テニス、ジョギングなど発汗を伴うような運動は控えていただいております。


大腸ポリープ切除後の出張、旅行

ポリープ切除後に出張や旅行などで遠方に行ってしまうと、旅行先で万が一再出血した場合に速やかな処置を行うことが困難になることがあります。ポリープの大きさや切除方法によって異なりますが、当院ではポリープ切除後1~10日間は、遠方への移動は控えていただいております。


大腸ポリープ切除後の入浴

入浴やサウナは血圧を上昇させ、血行を促進するためにポリープ切除後の再出血を助長する恐れがあります。術後しばらくはシャワーを浴びる程度を推奨しています。


大腸ポリープ切除後の薬

抗血栓薬など血液を固まりにくくする薬をもともと内服している患者様で、検査のために使用を一時中止していた場合の内服再開時期については、治療を担当した医師の指示に従ってください。


大腸ポリープ切除後に出血する?

大腸ポリープを切除後10日間は、排便時に便を確認するようにしましょう。便に付着する程度の少量の血液の場合は特に問題ありませんが、便器が真っ赤に染まるほどの大量の出血がみられた場合は、速やかに治療を担当した医師に相談しましょう。出血量が多い場合には、再度大腸カメラ検査を行って出血部位の止血治療を行う必要があります。
当院では、万が一再出血が起こった場合でも、速やかに医師と相談できるような体制を整えておりますのでご安心ください。

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